(1)コアフィードの機能を駆使してコミュニケーションツールをつくりたい! 第2話 プリント機能を使いこなせ!


OKIデータ国内営業部係長。コアフィードの特徴や活用法を熟知する。
ハピネス不動産の窮地を救う謎の男。白地に鮮烈な赤文字で「OKI」と書かれたマスクを着用しているが、首から下はスーツ姿。その正体は……。
ハピネス不動産・芝浦百代橋前支店の店長。35歳。男性。それまで使用していたコピー機が故障したので、複合機の導入に踏み切る。使い方がわからなくなると、野口さんに教えてもらった秘密の番号に電話をしてOKIマンを呼び出す。
ハピネス不動産・芝浦百代橋前支店の若手社員。26歳。女性。仕事はできるが、機械にめっぽう弱い。
ハピネス不動産・芝浦百代橋前支店の最年長社員。58歳。男性。動きが遅い。
コアフィードの機能を駆使して
コミュニケーションツールをつくりたい!
ハピネス不動産・芝浦百代橋前支店のスタッフたちにとって、「コアフィードMC860dtn」は日常業務といよいよ切り離せないものになっていた。細かな文字や線の再現性は書類や図面のプリント精度を格段に高めたし、資料を簡単にスキャンできるのも、スタッフたちにはありがたかった。
彼らが何より重宝したのは、印刷の速さだった。印刷ジョブの操作をしてから瞬く間に大量の書類ができ上がるさまは、まさに壮観といってよかった。特に仕事が忙しい時には、このスピード感が業務そのもののスピードに直結する。
「不動産業にとって、複合機はパソコンと同じくらいに重要なマシンだってことが改めて分かりましたよ!」
店長の山下は、OKIデータの野口に電話をして、そう興奮気味に伝えた。
「それから、例のOKIマン。彼にも伝えておいてください。先日は、ありがとうございました、またそのうち来てもらうことになると思うから、よろしくって」
「かしこまりました。しかし、本来はお客様ご自身でメンテナンスをしていただけるというのが、この機種のコンセプトなのですが……」
「そんなに引かないでくださいよ。野口さんを呼び出すわけじゃないんだから」
「それもそうですが……」
山下が森ちゃんから相談を持ちかけられたのは、電話でそんなやりとりをした直後だった。
「店長、この複合機って、特別な印刷機能がいろいろあるじゃないですか。それを活用しないのって、もったいないと思うんです」
「確かにね。そのうち必要があれば使いたいとは思っているんだけど」
「私、すごいこと思いついたんです。聞いてくれます?」
森ちゃんが着目したのは、コアフィードの長尺印刷と製本印刷の機能だった。まず、1mを超える長さの紙に印刷できる長尺印刷機能を使って、キャンペーン情報を載せた横断幕を店外に大々的に張り出す。それによって、店舗の前を通り過ぎる人たちを、店内に呼び込むことができる。

店舗に入ってきてくれた人たちには、製本印刷機能でつくったオリジナルのニュースレターを手渡す。そうすれば、気に入った物件がすぐに見つからなくても、ハピネス不動産の名前を覚えてくれるかもしれない。つまり、横断幕で客をゲットし、その客と一度切りでは終わらない関係をつくる──。それが、森ちゃんのアイデアだった。
「前から思っていたんですけど、不動産情報って、家賃とか間取りとか駅からの距離とか、要するにスペックがほとんどじゃないですか。でも、部屋を探している人たちが必要としている情報って、ほかにもあると思うんです」
「たとえば?」
「自分に合った部屋を選ぶポイントとか、家具の賢いそろえ方とか、ゴミを出すマナーとか。それから、引っ越し後のご近所へのあいさつの仕方とか」
「なるほど。そういう気の利いた情報をニュースレターにして渡せば、お客さんも喜んでくれるし、次の部屋探しの時にもうちに来てくれるかもしれないな」
「でしょう?印刷会社に頼まなくても自分たちでそれがつくれちゃうわけだから、コストもほとんどかかりませんよ」
「コアフィードの機能を営業的にフル活用するってわけだな。しかも、コストもほとんどゼロで。グッドアイデアだよ、森ちゃん。すぐにやろう!」