(4)初期の基本的なトラブルを簡単に解決 第1話 3つの条件をクリアーせよ!

OKIデータ国内営業部係長。コアフィードの特徴や活用法を熟知する。
ハピネス不動産の窮地を救う謎の男。白地に鮮烈な赤文字で「OKI」と書かれたマスクを着用しているが、首から下はスーツ姿。その正体は……。
ハピネス不動産・芝浦百代橋前支店の店長。35歳。男性。それまで使用していたコピー機が故障したので、複合機の導入に踏み切る。使い方がわからなくなると、野口さんに教えてもらった秘密の番号に電話をしてOKIマンを呼び出す。
ハピネス不動産・芝浦百代橋前支店の若手社員。26歳。女性。仕事はできるが、機械にめっぽう弱い。
ハピネス不動産・芝浦百代橋前支店の最年長社員。58歳。男性。動きが遅い。
OKIマンの活躍
初期の基本的なトラブルを簡単に解決
「今、OKIマンが来るから、ちょっと待ってて」
山下はそう言うと、電話で客と話し始めた。
「OKIマン?」
顔を見合わせた森と神田だったが、まもなく店に入ってきた男を見て、彼女たちは納得した。
「お待たせいたしました。OKIマンです」
毅然として言ったその男は、白地に鮮烈な赤い文字で「OKI」と書かれたマスクをかぶり、しかし首から下はなぜかスーツ姿で、彼女たちの前にすっくと立った。

「おお、OKIマン」
誰からともなく、そんな声がもれた。
「いかがいたしましたか?」
「ごめんなさーい。紙が詰まっちゃって」
答えたのは森である。
「は?」
「この神田さんが、紙を乱暴にトレイに入れたものだから」
「紙詰まりの直し方は、このディスプレイに出ているとおりですが」
「すいませーん。私たち機械オンチで」
「はあ」
山下は、受話器を片手に、もう一方の手のひらを顔の前に立てて、
「すみません、今こっちも取り込んでいまして」
と、唇の動きでOKIマンに伝えた。
「かしこまりました。導入したばかりですから、いたし方ございません」
そう言うとOKIマンは、颯爽と作業に取りかかった。
「ディスプレイの指示どおりに、1のレバーを引いて、2のボタンを押して、カバーを上に押し上げて、カートリッジを外して、ちょいちょい、ちょちょいと」
流麗にして力強い動作で、OKIマンはまたたく間に紙を取り除き、カバーを元に戻した。コアフィードはブーンという軽やかな音ともに、ほどなく復旧した。
「おー」という静かな歓声が沸き起こり、パラパラと拍手が鳴った。
「今回は私がやらせていただきましたが、お客様ご自身でやっていただく方が間違いなく早いと思われますので、次回は何とぞ」
OKIマンは言葉少なにそう言うと、深く一礼し、クルッと回れ右をして軽やかな足取りで店舗を出て行った。
電話を終えた山下は、受話器を静かに置いて、
「ありがとう、OKIマン」
と、そっとつぶやいた。しかし誰かに似ているんだよな、あの声──。そんなことを考えながら山下は、去りゆくOKIマンの後ろ姿をじっと見送るのだった。
(第1話終わり)
- ※このストーリーはフィクションであり、登場人物などの設定はすべて架空のものです。当社にご連絡をいただいても、実際にOKI マンは駆け付けませんのでご注意ください。
謎の男、OKIマンのサポートにより、(ごく初歩的な)トラブルを解決し、「コアフィードMC860dtn」を日常業務で使いこなせるようになってきたハピネス不動産のスタッフたち。そんな時、機械オンチで知られる森ちゃんが、この複合機を使ってこれまでできなかった印刷にチャレンジしてみたいと言い出す。果たして、森ちゃんのチャレンジは成功するのか──。
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