プリンティングソリューションの株式会社沖データ(社長:前野幹彦、本社:東京都港区)は、環境負荷削減と生産物流の効率化を目指し、中国生産拠点の物流改革を推進しており、このたび新輸送ルートでの運用を開始しました。本物流改革により、2004年度と比較して1年間で、約540トンのCO2排出量(注1)と550万円の輸送費の削減、および1万4千時間の輸送時間短縮が見込まれます。
弊社では環境への取組みを企業経営の重要テーマと位置付け、事業活動全体にわたる環境対策を実施してまいりました。商品・部品の輸送は、輸送機器の燃料消費により地球温暖化の原因となるCO2を発生するなど、環境に影響を与えています。このため弊社では、トラック便から鉄道便へ切り替えるモーダルシフトや輸送の効率化などにより、環境負荷低減を実施してまいりました。今回新たに、中国生産拠点である沖電気実業(深セン)有限公司(董事長:木村晴雄、本社:中国広東省深セン市、以下OSZ)の部品輸送ルートに着目し、さらなる物流改革を展開しました。
OSZでは、中国内のサプライヤから多くの部品を購入し、中国国内向けと輸出用のプリンタ本体・消耗品を生産しています。輸出用商品の場合、サプライヤは輸入した原材料を加工して部品生産を行っており、輸入原材料は免税扱いとなり、完成した部品は全数輸出が義務付けられています。従来サプライヤは、香港に一度輸出し、再度OSZへ納品するために輸入をしていました。このためだけに、中国と香港の間をトラック便が往復しており、おおくの時間と輸送燃料を必要としていました。また、1回の往復で輸出入審査を2回行うことになり、審査や渋滞にかかる時間が不確定で、部品在庫と生産納期を多めにしてリスクヘッジする必要があり、生産計画上の大きな課題となっていました。
このたびOSZでは、実際に部品を香港まで移動させずに書類上で見なし輸出をおこなう「転廠(てんしょう)制度」(注2)の適用認定取得に成功し、サプライヤから保税のまま、直接部品を納品できる体制を構築しました。「転廠制度」とは、原材料を輸入し完成した加工商品(部品)を輸出する「加工貿易形式」で輸出入を行う生産企業(外資系を含む)間の中国国内取引に対する特別の関税免除制度のことです。OSZでは、今年度から従来のドットインパクトプリンタ、モノクロLEDプリンタに加え、カラーLEDプリンタの量産も開始し、生産量と購入部品数が急増しており、「転廠制度」適用により、より効率的で環境にやさしい生産体制構築に成功しました。
今後は、「転廠制度」の適用で輸送距離が短くなったことで、部品輸送の梱包もダンボールから通い箱へ転換を図り、廃棄ダンボールの削減を行います。また、商品出荷を外部倉庫経由出荷から直接出荷に切り替える事により、輸送距離を削減しコストと環境負荷の削減を図るなど、さらなる環境対策を展開していきます。

――― この件に関するお問い合わせ先 ―――
株式会社 沖データ 広報部 電話:03-5445-6164
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