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いまさら聞けない!? 印刷・DTPの基礎知識

第十一回 インキの沈みってなに? 紙の種類

紙を原料や製造方法で分類すると和紙と洋紙に分けることができます。和紙と洋紙のどちらも植物や木材から取り出した繊維から作られていますが、最近では古紙も原料とした再生紙なども製造されています。

和紙と洋紙とでは繊維を取り出す原料や製造工程に違いがあり、和紙の方が長い繊維を使っているため洋紙よりも耐久性に優れている特徴があります。身近なところでは紙幣に和紙が使われていますが、和紙は生産効率が悪いことなどから、現在では洋紙が主流となっています。

商業印刷でよく使用されている紙を表面加工の有無で分類すると、塗工紙と非塗工紙の2種類に分けることができます。塗工紙は紙の表面に塗料を塗布して平滑度や白色度、光沢などを高めた紙で、カタログやポスターなどによく使われています。非塗工紙は表面加工をしていない紙で、新聞や書籍の本文ページなどによく使われています。

また、塗工紙は塗布されている塗料の量によってアート紙、コート紙、軽量コート紙、微塗工紙があり、さらに表面の光沢が強いグロス系と光沢を抑えたマット系(ダル系)といわれる種類があります。マット系の塗工紙はグロス系よりも発色が劣る傾向にありますが、紙の表面の光沢が少ないため上品な印象を与えることができます。そのため、商品カタログなどのように写真の発色と文字の読みやすさを両立させたい場合などに利用されたりします。なお、塗工紙の多くは表裏の両面を加工してありますが、なかには片面のみを表面加工してある紙もあります。

紙の表面に塗布された顔料

塗工紙は紙の表面に白色の顔料を糊で塗布しています。表面の平滑度が高く発色が良いため、写真の印刷などに向いています。しかし、表面の光沢や光の反射が強いことなどから、目への負担が大きいデメリットがあります。

非塗工紙の表面の平滑度が低い

非塗工紙は表面の平滑度が低くインキをよく吸収するため、塗工紙と比較すると発色が劣るデメリットがあります。しかし、光の反射が低く目への負担も低いことなどから、書籍などの文字中心のドキュメントの使用に向いています。

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